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<<   作成日時 : 2008/10/30 10:48   >>

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著者自身の人生の総ざらえ。
過去に暮らした14の場所を訪ね歩き、
当時の暮らしぶりや心もようを懐古する。


「長い歳月、七十七歳になる今日まで、私は父の郷里を深い
山の中の村だとばかり勝手に思いこんでいた。」という
書き出しで始まる「南山」から、
「ふいに近づいてきた風が私の墨染の衣の袖をなぶり、掛けた
赤い輪袈裟を吹き飛ばしそうにした。あわててそれを両手で
押さえこみながら、彼等のいる場所へ、いつになったら私は
たどりつけるのだろうかと、風に訊いていた。」で終わる、
書き下ろし最終篇「本郷壱岐坂」まで、
波乱と苦悩とエネルギーに満ちた生涯がありました。


『夏の終り』で多くの読者になじみの三角関係が主。
三角関係や、寂静さんの恋愛・性については、私はなじめない
部分もありますが、その結果、考えたこと、感じたこと、
学んだことは、女として人として共感できる部分があったり、
著作をもって学ばせてもらえたりするので、頻繁には手にとり
ませんが、時々読みたくなる作家さんです


寂静さんの作品の場合、私小説よりも、深い洞察を感じられる
歴史小説などのほうが、好きですね、最近は・・・特に。
私小説は、少しドキツさを感じたりもします 


「住いに馴れ、便利さに馴れ、生活に微温的な諧調が
かなでられてくると、私は居ても立ってもいられない不安定な
心の揺れを生じ、ひりひりした焦燥感に身を灼かれて性懲りも
ない破壊願望に衝き動かされてしまうのである。
無謀としか言いようもない引越を繰り返す生活の中で、私の中に
とみに晩年意識が生じてきたのは、幾歳頃からだったろうか」。


女なら、というか人なら?
だれもが感じたことのある焦りの感情ではないでしょうか?

それでも、その感情のまま動ける人は、なかなかいませんが・・・



寂静さんは、破壊衝動を持ちながらも、
文章を書いて受け入れる力を身に着けたように感じます。

だからこそ、出家の道に入り、心身ともに老いることなく、
自分を破壊することなく、生気に満ちあふれていられるのかな?
それが寂庵の人気に繋がっているのかな?とも考えました。

寂静さんは、書くことによって生きてきた
書くことによって自分を許した
書くことによって前を向く
人なのだという思いを新たにしました 









みなさん、今日も笑顔溢れる、快適な一日を 

今日は何の日?



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